今後も環境に居続けそうなので相剣についてまとめました。初めて相剣を触る人向けに覚えておいた方が良い展開についてもまとめています。
発売当日の大会から入賞するといった前評判通りの強さを見せた相剣。発売当初は良く入賞していましたが、相剣対策のトークンコレクターがサイドから採用されるようになり、入賞数はあまり伸びなかったように感じます。
コンセプトが崩壊するほどの致命的な対策カードがあるものの、相剣はポテンシャルが高いテーマです。もう1つデッキを作りたいと思っているあなた。相剣をオススメします。
トークンコレクターのサイド採用が減ったことで入賞が増えていましたが、最近(2021年11月14日)サイドにトークンコレクターが増えてきたのでまた下火に…
デッキタイプについて
相剣には下記2種類のデッキタイプがあると考えています。フェニックスガイについては、汎用カード扱いうということでデッキタイプには含めていません(笑)。この記事では純型についてまとめています。
■純
トークンコレクターで完封されてしまいますが、相剣テーマのみを採用し空いた枠に誘発であったり強い罠を採用するデッキタイプ。天威型よりも罠が多いので相剣師-莫邪の1ドローで罠を引きやすく妨害が強い型と言えます。
必要最低限の相剣カードしか入っていないため、天威と比べるとごくまれに事故ります。
■天威
天威モンスターを2~6枚ほど採用して、トークンコレクターを出されても動ける要素を追加したデッキタイプ。幻竜族の枚数が多くなるので、相剣を展開するときのコスト不足が無くなるので安定性が増します。天威は召喚権を使わずに展開することができるので、後手で捲り性能が高いです。特に天威龍-ヴィシュダは、1妨害を必ず使わせることができるため非常に強力。
展開札が多くなるので相剣師-莫邪のドローが弱くなります。展開後の天威のドローは展開につなげることができず、すぐに生かすことができないドローのため弱いです。
デッキレシピ
D-HERO デストロイフェニックスガイを採用しているレシピは違う記事に書いています。マスターデュエルで組めるかは確かめていません!
・相剣HERO デッキレシピ
エクストラモンスター
・《邪竜星-ガイザー × 1》amazon 遊々亭 カーナベル 駿河屋
1体破壊しつつ展開できるカード。相剣師-泰阿で龍相剣現を除外して、レベル下げる効果を使って出すことになります。対戦で出せる場面は多くあるんだけど、輝竜星-ショウフクを出すことが多いので使用頻度は高くないです。このカードはケア展開の時に優れているカードだと思います。詳しくは展開についての項に記載していますが、白の聖女エクレシアを使った展開の誘発ケアで使ったりするので採用は必須です。天威型なら天威龍-アーダラと相剣軍師-龍淵で出すことができるので、トークンコレクターを使われた時の展開札として活躍します。
・《輝竜星-ショウフク × 1》amazon 遊々亭 カーナベル 駿河屋
相剣師-泰阿から出すことで2枚デッキバウンスしながら展開できるとんでもないカード。②の効果は、自身以外にも手札に腐っている魔法カードなどをコストに展開することができます。このカードを残して展開することで、簡単にNo.97 龍影神ドラッグラビオンを特殊召喚することができます。2枚採用している構築をみますが、私は2枚目が欲しいと思ったことが無いので1枚にしています。試合がグダった時に2枚目が欲しくなると思うので、2枚採用も全然有りだと思います。
・《天威の龍鬼神 × 1》amazon 遊々亭 カーナベル 駿河屋
モンスターが並んでいる時のフィニッシャー。効果発動したモンスターを除外する効果を持っているので、デストロイフェニックスガイのメタカードとして使えます。私はデストロイフェニックスガイ相手に出したことが無いので効果的かはわかりません。一滴等の効果無効が無いと展開前に逃げられてしまうので、無効系カードの採用枚数が少ないデッキではメタカードとして運用は難しいように感じます。
攻撃力が上がる効果があるので、攻撃力が高いモンスターを倒すのに使ったりします。攻撃力を上げられるモンスターがいないと無理だけどね(笑)。モンスターを2体除去できて、相手依存ではあるけれど除去効果を持っているので1枚は必須だと思います。
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基本8レベルは相剣大師-赤霄を展開しますが、伏せが多いデッキ相手にはこのカードを展開します。原始生命態ニビルが岩石族なので運が良ければ①効果でバウンスもできます。
・《相剣大公-承影 × 1》amazon 遊々亭 カーナベル 駿河屋
フィニッシャーカード。強欲で貪欲な壺を使っている場合は、このカードと相剣大師-赤霄、相剣軍師-龍淵の1200バーンでちょうど8000になるのでワンキルすることができます。
・《相剣大邪-七星龍淵 × 1》amazon 遊々亭 カーナベル 駿河屋
まさかの相剣軍師-龍淵闇落ち。闇落ちしてもバーンを与える効果は健在で、1ターンに最大で2400バーン与えることができます。除外効果が環境デッキである勇者幻影に対して強いです。幻影ギミックは除外に弱いので、ティアースケイルやサイレントブーツを②効果で除外することで妨害ができます。③の魔法・罠除外は役に立たないように感じますが、永続魔法・罠はフィールドに存在しないと効果の解決ができないため、効果の発動時に除外することで効果を不発にすることができます。つまり、勇者の運命の旅路をとめることができます。黄金郷のコンキスタドールなども発動にチェーンして除外できるためエルドリッチにも強いです。
・《ハーピィ・レディ・SC × 1》amazon 遊々亭 カーナベル 駿河屋
相剣大師-赤霄や魔救の奇跡-ドラガイトは墓地にカードが無いので効果を発動できません。ディメンション・アトラクターを使ってしまうと墓地がたまらないので、そういった時に最低限の妨害として使います。ディメンション・アトラクターを採用している場合に採用しましょう。
・《ブラッド・ローズ・ドラゴン × 1》amazon 遊々亭 カーナベル 駿河屋
相手の墓地リソースを除外するために採用しています。対戦環境によるんだけど、エルドや鉄獣、幻影等でこのカードが強い場面がごくまれにあります。
・《No.97 龍影神ドラッグラビオン × 1》amazon 遊々亭 カーナベル 駿河屋
輝竜星-ショウフクのおかげで8レベルが並べやすく、このカードがあると簡単にワンキルできるの必須だと思います。No.100 ヌメロン・ドラゴンで9000ワンパンは本当に楽。
展開について
相剣の良いところは展開が簡単なことです。相剣モンスターでトークンを出してシンクロ召喚するだけです。この項では、たまーに使うかもしれない展開を紹介します。
相剣師-莫邪 + 手札に幻竜族 or 相剣
これが基本展開。本当に簡単です。簡単なので書くかすごい悩みました(笑)。
- 莫邪を通常召喚。
- 召喚成功時に①効果を手札のコストを見せて発動。相剣トークンを特殊召喚。
- 莫邪とトークンで赤霄をシンクロ召喚。
- 召喚成功時に莫邪②効果で1ドロー。赤霄の①効果で相剣暗転をサーチ。
※チェーン1:赤霄①効果、チェーン2:莫邪②効果
龍相剣現 + 手札に幻竜族 or 相剣
邪竜星-ガイザーで相手のカードを破壊してから、相剣師-莫邪につなげる展開です。結構使いそうな展開なんだけど、使ったことは無いです(笑)。邪竜星-ガイザーを出せる場面とかもあるんだけど輝竜星-ショウフクを使うことが多いです。
・ 邪竜星-ガイザー展開
- 龍相剣現を発動。泰阿をサーチ。
- 泰阿を通常召喚。
- 泰阿の①効果を龍相剣現を除外して発動。相剣トークンを特殊召喚。
- 効果解決後に龍相剣現②効果を発動。相剣トークンのレベルを1つ下げる。
- 泰阿とトークンでガイザーをシンクロ召喚。
- ガイザー②効果をガイザーと相手のカードを対象に発動。
- 効果解決後にガイザー②効果を発動。莫邪を特殊召喚。
- 特殊召喚成功時に①効果を手札のコストを見せて発動。相剣トークンを特殊召喚。
- 莫邪とトークンで赤霄をシンクロ召喚。
- 召喚成功時に莫邪②効果で1ドロー。赤霄の①効果で相剣暗転をサーチ。
※チェーン1:赤霄①効果、チェーン2:莫邪②効果
・輝竜星-ショウフク展開
- 龍相剣現を発動。泰阿をサーチ。
- 泰阿を通常召喚。
- 泰阿の①効果を龍相剣現を除外して発動。相剣トークンを特殊召喚。
- 泰阿とトークンでショウフクをシンクロ召喚。
- 召喚成功時に泰阿②効果で莫邪を墓地へ。ショウフク①効果で2枚まで対象にしてデッキバウンス。
※チェーン1:ショウフク①効果、チェーン2:泰阿②効果 - ショウフクを対象にショウフクの②効果を発動。莫邪を特殊召喚。
- 特殊召喚成功時に①効果を手札のコストを見せて発動。相剣トークンを特殊召喚。
- 莫邪とトークンで赤霄をシンクロ召喚。
- 召喚成功時に莫邪②効果で1ドロー。赤霄の①効果で相剣暗転をサーチ。
※チェーン1:赤霄①効果、チェーン2:莫邪②効果
白の聖女エクレシア + 灰流うらら or 相剣軍師-龍淵 + 幻竜族 or 相剣
手札が白の聖女エクレシアと灰流うららのみの場合は展開できません。白の聖女エクレシアから出した4レベル相剣に無限泡影等の効果無効やトークンコレクターを使われた時のケア展開です。条件として、相手のフィールドに対象にとれるカードが無いとできません。滅多にすることは無いけれど、覚えておいて損はない展開です。
- エクレシア①効果で特殊召喚。
- エクレシアをリリースして②効果を発動。莫邪を特殊召喚。
- 特殊召喚成功時に①効果を手札のコストを見せて発動。相手チェーンで無限泡影。
- うらら通常召喚。
- 莫邪とうららでガイザーをシンクロ召喚。
- 召喚成功時に莫邪②効果を発動。1ドロー。
- ガイザー②効果をガイザーと相手のカードを対象に発動。
- 効果解決後にガイザー②効果を発動。泰阿を特殊召喚。
- 泰阿の①効果を莫邪を除外して発動。相剣トークンを特殊召喚。
- 泰阿と相剣トークンで赤霄をシンクロ召喚。
- 召喚成功時に赤霄の①効果を発動。相剣カードをサーチ。
相剣師-泰阿 + 墓地に相剣暗転 + 手札に幻竜族 or 相剣
返しターンに良くあるシチュエーションで使う展開です。相剣暗転で出したトークンをコストに輝竜星-ショウフクの2効果を使います。8レベルモンスターが2体並ぶ展開なので、No.97 龍影神ドラッグラビオンを出します。手札に相剣カードがあれば相剣大師-赤霄から相剣軍師-龍淵をサーチして、フルール・ド・バロネスを出すこともあります。
- 泰阿を通常召喚。
- 泰阿の①効果を相剣暗転を除外して発動。相剣トークンを特殊召喚。
- 効果解決後に相剣暗転の②効果を発動。相剣トークンを特殊召喚。
- 泰阿とトークンでショウフクをシンクロ召喚。
- 召喚成功時に泰阿②効果で莫邪を墓地へ。ショウフク①効果で2枚まで対象にしてデッキバウンス。
※チェーン1:ショウフク①効果、チェーン2:泰阿②効果 - ショウフクを対象にショウフクの②効果を発動。莫邪を特殊召喚。
- 特殊召喚成功時に①効果を手札のコストを見せて発動。相剣トークンを特殊召喚。
- 莫邪とトークンで赤霄をシンクロ召喚。
- 召喚成功時に莫邪②効果で1ドロー。赤霄の①効果で相剣カードをサーチ。
※チェーン1:赤霄①効果、チェーン2:莫邪②効果
サイドボード
サイドデッキに採用するカードは環境によって変わるため抜くカードの候補について書いていきます。 相剣は展開で使うカードが少ないので、サイド交換がしやすいデッキです。
先攻
OUT
・ディメンション・アトラクター
・原始生命態ニビル
・無限泡影
・虚無空間
・増殖するG
先攻の場合、手札誘発を抜いて先攻で強いカードを入れましょう。ディメンション・アトラクターは相剣師-莫邪のドロー効果が使えなくなるので基本抜きます。例外として、幻影等の墓地を使うデッキ相手には抜きません。虚無空間を抜く候補に入れているのは、特殊召喚しないふわんだりぃずが環境にいるので候補に入れました。
後攻
TIPS
Q:承影を対象にショウフク(2)効果を使って、破壊に対して承影の(2)効果を使った場合、墓地のモンスターを特殊召喚できるか?
A:できない。破壊の代替効果を使った場合、破壊されていないので特殊召喚する効果は適用されない。
公式の裁定
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